今週は、7日に逆行中の天王星のおひつじ座に移動し、8日にさそり座にて新月、そして同じ日 木星がさそり座からいて座に移動します。

季節は冬へと向かい、わたしたちは厚着になっていきます。でもわたしたちの心は、反比例するように軽やかに流れ出すのではないかと思います。

 

この一年続いていた、さそり座木星時代。その最後にさそり座で新月となるんですよね。

崩壊のあとの再生。まさにさそり座の変容の最終段階の、再生を象徴する新月だと感じます。

 

 

昨年10月10日～今年11月8日まで、木星はさそり座に滞在していました。そして今年11月8日～来年12月3日まで、木星はいて座に滞在します。

さそり座というのは、意識の中に深く深くもぐることを教えます。何枚もの幻想のベールを剥ぎながら、「本当に望んでいたことは何？」と自分を掘り下げ、探求する。その先に、一番奥底に眠っていたキラリと光る真実を見つけること。そこにさそり座の美しいドラマがありました。

いて座は、意識を上へ上へと運びます。現実世界であれ精神世界であれ、自由に旅することをわたしたちに教えます。そして意識を広げた先に、超意識（わたしたちの中のすべての答えを知っている部分）へと到達することを促します。言葉を変えれば、天や、宇宙や、大いなる存在と繋がることを目指すのです。いて座もまた真実を探求するのです。いて座の美しい世界観です。

さそり座もいて座も真実を求めます。真実・本質でないものは、淘汰されていく流れの中にあるのかもしれません。

今週は、いて座木星時代の幕開けです。

 

 

新月のホロスコープを見ていますと、ちょうどこのさそり座からいて座への橋渡しが、テーマとなる一週間のように感じます。

さそり座木星の一年を経て、ディープに時間を過ごした人ほど、思いやエネルギーが満ちた自分が、できあがっているのだろうと思います。

もしもあなたが「わたしはまだまだ」なんて思っても、本当のところは準備ができていると、わたしは思っています。

というのも、成功も失敗もそのタイミングも、わたしたちのコントロールを超えたところで最高最善のことが起きているから。

そしてわたしたちもいつだって、自分にだけは嘘をつけない。精一杯に生きているから。

そんな視線で俯瞰した方が、時の流れのパワーを受け取ることができると思うのです。

 

さそり座の太陽・月は海王星・冥王星と調和の角度をとっています。受け入れること、許しと癒し、そして変容と再生が満ちています。

一方

木星・天王星はいて座を含む火の星座へと移動し、火星が角度を作る星も多いです。強い躍動感、動く喜び、自由に体現できる質を感じます。

自分の奥深くの本質と繋がって、それを自由に表現し始める時。

女性性と男性性、あるいは潜在意識と顕在意識が、うまくバランスして使えるように感じます。

一人の人の中にあるこうした異なる質を、両方使えるようなイメージがあります。

ゾーンやフローと呼ばれるまるで魔法のような能力を発揮できるのは、潜在意識と顕在意識の連結した瞬間なのだそうです。先日ある脳科学講座に参加した時に聞きました。

リラックスして集中できたり、直感に優れたり、宇宙からのメッセージを受け取りやすかったり、

今週のわたしたちは、そんな状態になりやすい星の影響の中にいると言えるようにも思います。

 

海の底までもぐって宝物を見つけてくるのが過去一年の学びだったなら、ここからの一年は飛躍を学ぶ一年です。

飛躍のはじまりの、今週です。

今週も素晴らしい一週間をお過ごしください。

 

あなたの本質の輝きを生きて、豊かな人生を♡
星と心のセラピスト
山咲マリア
peace of i