占星術のことばが聞きなれないかもしれませんが、少しだけおつきあいくださいね☆
生きづらいと感じておられる方の中には、「ハードアスペクト」を持っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
「ハードアスペクト」とは、星同士が90度、150度、180度などの角度(ハードなアスペクト)をとることをいいます。
↑ホロスコープ上で、星と星を結ぶ線(=アスペクトという)があります。
「ハードアスペクト」とは、たとえるなら
自分の中に二人の人格があって、互いの主張をぶつけ合っているような状態。
自分の中で葛藤・対立・緊張がある、と読むとされています。
ハードアスペクトを持っていると、持っていない場合に比べて葛藤を感じやすいかもしれません。
「やりたい、でも、できない」なんてことに悩む時には、
「やりたい!」という自分と、「できるはずないだろ!」という自分のせめぎ合いが、起きているかもしれないです。
これが外側に投影されて、「できるはずないだろ!」と言ってくる人が、身の周りに出てくることもあるかもしれません。
こうした葛藤を、“ハードアスペクトっぽい”と言います。
では
「ハードアスペクトを持つ人は、一生せめぎ合いと葛藤の中で生きるのか?」とあなたは思うでしょうか。
わたしは、これが一生続くとは思っていません。
なぜなら、人は成長することができるからです。
ハードアスペクトを持つ人は、葛藤を繰り返し続けながら
ここから脱け出す筋力トレーニングを、日々しているようなものなのです。
準備を重ねて 努力するようになったり、
粘り強くあきらめない心が生まれたり、
自分に厳しい分 精度の高い仕事をするようなったり、します。
自分が納得できるよう、模索するからです。
そしていつしか
葛藤するどちらの自分も受け入れられるよう、自分の器が広がります。
乗り越えてきたものの大きさが、その人のパワーの大きさとなります。
だからハードアスペクトを持つ人は、たとえ葛藤することがあったとしても、最終的には星を超えて、大きなエネルギーの持ち主となります。
大切なのは、逃げないこと。
自分を超えるプロセスを、ちゃんと歩むことだと思います。
わたしもハードアスペクト持ちです(太陽・月・水星コンジャンクションに冥王星が90度)。
わたしの場合、ハードアスペクトは強い自己否定となってあらわれました。
一人で占星術&セラピーの仕事をはじめたけれど、自分で自分を否定しているから、自信がもてない、自分を押し出していけない、自分を売り込めない。
自己否定に苦しみました。
「進もう!」とする自分と、「まだまだ!ダメだダメだ!!」という自分。
実際に行動する前に、自分の中の否定の声と戦うことに、エネルギーを消耗していました。
そんなわたしが直面したのが、2015年に行った占星術セミナーの初開催でした。
もう10年以上占星術を学んでいるのに、自信がもてない。喋ることが超苦手。セミナー講師などできるはずがない。そう思いました。
開催する流れとなったものの、自信も勇気も持てなかったわたしは、セラピー個人セッション(プロセスワークの師匠とこさんの個人セッション)を受けに行きました。
「“流れ”になってみて」。セラピーでは不思議なことを言われました。
で、“流れ”になってみました。
そこには人の計画とはちがう天の計画があり、あらゆる人にとって完璧な時と場所が用意されている。
そして、“流れ”がそれらを繋いでいる。
そんな風に見えました。
今回はその“流れ”の端っこに、わたしの占星術セミナーが引っ掛かっている。
なのにわたしは、ぜんぜん“流れ”に乗り切れてない。
それが客観的によく見えました。
物事の流れは、“流れ”が紡いでる。
だから、人はただ流れに乗ったらいい。
“流れ”になって見てみると、それが分かりました。
そして、乗り切れないでいる当のわたしの様子を見てみると、
「まだまだ!ダメだダメだ!!」という自己否定の声に押しつぶされながら、「それでもやりたい!」と必死で立っている姿がありました。
“流れ”に乗る? それとも、自己否定の声を聞く?
どっちを選択する?
そう問われて、わたしは流れを信頼し、ビビりながらも選択し、覚悟を決めました。
はじめての占星術セミナーを前にして、恐れに直面したわたしのセラピーは、こうして終わりました。
人間、覚悟が決まればなんとかなるものです。
初めての占星術セミナーはとても緊張したけど、なんとかできました。
そして回を重ねるごとに、少しずつ自信を持つことができました。
さらに、喋るのが苦手なわたしに、「分かりやすかった」という感想を頂くようにもなりました。
多くの人のホロスコープを見るうちに、一人一人のもつ世界観が描かれているのを理解するようになりました。
その世界観を持つがゆえの、その人の喜びや悲しみ、傷つきや幸せ。
そこにわたしが長いこと学んでいた心理学を掛け合わせてみると
人がこの生で味わってきた痛みや傷つきを、どう癒し、どう解決して進化・成長を遂げ、自分を生きる流れにあるのか、
ホロスコープの話をしながら、そこまできちんと扱える人になりたいと思いました。
自分を超える転機の時って、誰にでもあるから。
自分を生きる(自分の星を生かす)って、素敵だから。
応援しながら、わたしも一緒に成長したい。
それをカタチにしたのが、個人セッション“占星術を使ったカウンセリング”です。
自己否定の強いわたしにとって、こうして一つ一つ「自分にできる」体験を重ねていくことが必要でした。
その最初の一歩を踏み出せなかったときに受けた、前述の師匠とこさんのセラピー。
あのセラピーがなかったら、わたしはもっともっと時間をかけなければ動き出せませんでした。
何が生きづらさの原因なのか、人それぞれだと思いますが
セラピーではこんな風に、人生の大切なプロセスをギュっと凝縮して体験して、自分を超えていく(星を超えていく)レッスンとなることもあります。
“占星術を使ったカウンセリング” では、そうしたセラピーを取り入れています(プロセスワークを使っています)。
こころのことは言葉にしにくい場合もありますが、そんなときはホロスコープを使って自分の構造を見てみましょう。
自分を超える段階にあるときには、セラピーを使って軽やかに超えていきましょう。
占星術と心理セラピーを一緒にしたわたしのオリジナルの個人セッション “占星術を使ったカウンセリング”
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