今週は17日、やぎ座にて上弦の月となります。
新月から満月に向かう、満ちる月です。

月には天王星、太陽には冥王星が、それぞれ90度をとります。

手放して何も持たずにいる勇気をもつとよさそうです。

 

 

お金がない
時間がない
幸せなパートナーシップがない
子どもが言うことをきかない
仕事が思うようにならない

わたしたちが悩むとき、なんとかしようと「自分の力」を使います。自分の考える幸せを作るために、一生懸命に物事や人に働きかけ（＝コントロールし）ます。

あるいは

ないないづくしが悩みの種なら、潜在意識が「ある」状態になるのが「ある」現実を作るもの、として

お金がある自分
時間がある自分
幸せなパートナーシップがある自分
子どもが言うことをきく現実
仕事を完全に思い通りにできる自分

として生きてみる、という方法もよく紹介されます。わたし自身もよく使います。

 

でも今週は、

自分や物事や人をコントロールするのをやめて、「委ねてみる」ときのようです。

というよりも、委ねるしかない、という感じかもしれません。

そして、それを阻まない。（自力でなんとかしようとしない）

実のところそれが、流れにのって生きる極意かもしれません。

 

 

「しがみつくこと」は、自分に何も受け取らせないようにすることです。

「手放した」ときには、物事や人間関係を新しいレベルで受け取るか、そうでなければ、あなたにとってより真実のそれを受け取ります。

何かを手放すと、かならず次にはもっといいものがやってきます。

両手をからっぽにして、そのまま座っている勇気をもちましょう。

宇宙は、からっぽの空間があれば即座に埋めようとして、何か新しいものをよこしてくれるでしょう。

本当にからっぽになって、受け取る準備ができたときに、与えられる

言い換えれば

内側で準備ができたときに、外側にあらわれる

今週の上弦の月のホロスコープを見て、そんなことを感じました（太陽と冥王星の90度、月と天王星の90度、土星と天王星の120度、アセンダントの冥王星と月）。

 

 

加島祥造著『タオ』より、引用させていただいます。

【静けさに帰る】

虚（うつろ）とは
受け入れる能力を言うんだ。
目に見えない大いなる流れを
受け容れるには
虚（うつろ）で、
静かな心でいることだ。

静かで空虚な心には、
いままで映らなかったイメージが見えてくる。
萬物は
生まれ、育ち、活動するが
すべては元の根に帰ってゆく。
それは、静けさにもどることだ。
水の行く先は――海
草木の行く先は――大地
いずれも静かなところだ。
すべてのものは大いなる流れに従って
定めのところに帰る。
（そして、おお、
再び甦るのを待つ。）

それを知ることが智慧であり
知らずに騒ぐことが悩みの種をつくる。
いずれはあの静けさに帰り
甦るのを待つのだと知ったら
心だって広くなるじゃないか。
心が広くなれば
悠々とした態度になるじゃないか。

そうなれば、時には
空を仰いで、
天と話す気になるじゃないか。
天と地をめぐって動く命の流れを
静かに受け入れてごらん、
自分の身の上でくよくよするなんて
ちょっと馬鹿らしくなるよ。

 

今週も素晴らしい一週間をお過ごしください。

あなたの本質の輝きを生きて、豊かな人生を♡
星と心のセラピスト
山咲マリア
peace of i