昨晩の台風、すごかったですね。

今朝、いつもの公園にお散歩に行きましたら、折れた枝や散った葉が散乱して道をふさぎ、木の幹が大きく割れて裂け、大変なことになっていました。

 

 

足元に散乱しているのでいつものペースで歩けなくて、傷ついた破壊の森をゆっくり歩いて抜けると

日の当たりはじめた開けた場所に出ました。

そこで、熊野本宮元社地・大斎原（おおゆのはら）を訪れた時に感じたのと、似たような感覚を覚えました。

大斎原とは、再生の地熊野にあって、熊野本宮が台風で流されてしまった跡地で、今はお社だけをお祀りしている究極の蘇りの地なんです。

大斎原。そこは、静かで穏やかで柔らかな光の集まる、不思議な領域で

桜の花咲く頃に訪れた時には、桃源郷かと思うほどの至福感があったのでした。

一瞬、意識は熊野にトリップしながら、それと同じ感覚を得て、

「破壊（あるいは死）の荒々しさを越えた先には、極楽がある」

そんなことを思った今朝でした。

（肝心のそこでは、写真を撮るのを忘れてしまいました。笑）

 

 

今週は、14日に水星・金星がてんびん座入りし、同日、うお座で満月となります。

おとめ座・うお座のラインでの満月。

被害者意識を一掃する満月となりそうです。

先週に引き続き、被害者意識のお話におつき合いください。

「〇〇させられる」
「〇〇してもらえない」
「〇〇してくれない」
「〇〇のせい」

そういった言葉を使う時、わたしたちは被害者意識に陥っています。

 

たとえば幼少期に、子どもの自分の言い分を十分に聞いてもらえなかったり、有無を言わさず強制されることが多かったり、虐待を受けていたりすると

大人になってから、絶対服従を強要されるとか、無条件に従わなければならない（従わされる）とか、自分の意志は聞き入れられないという「思い込み」を持つようになったりします。

仕事や人間関係において、自分の意志をもって“従わない”ということに、罪悪感を感じたりすることもあります。

他人が自由にするのは許されても、自分が自由にするのは許されないように感じたりすることもあります。

生きづらいと思っても、“そういう性格だから”で済ましてしまうこともあるかもしれない。

でも気づいてほしいのは、自分で自分を縛っていたのは、自分だったということ。

 

“仕事のせい”“誰かのせい”が、当たり前になっている自分はいないか？

幼少期に学習した「自分の扱われ方」が本当は嫌だったのに、大人になった今の人間関係において、同じように扱われる自分はいないか？

もし思い当たる節があるなら、

今週、そのパターンをやめる時です。

被害者意識が隠れているのです。

最初には、「傷つけられた自分」「嫌な思いをした自分」「そんな風に扱われるべきでなかった自分」がいたはずなのです。

本来、傷つけられたら適切にケアされる必要があったし、謝罪があって然るべきだったはず。

そうして尊厳（自分軸）が身に着くはずだったのです。

今週、おとめ座・うお座のラインで迎える浄化の満月では

こうした過去の記憶や痛みが思い出されるかもしれません。

どんな感情が浮上しても、癒しの海王星のもと、止めることなく流してあげてほしいのです。

そして、少し俯瞰して自分を眺めてみてほしいのです。

本当は嫌だと思いながら植え付けられた「思い込み」が、自分を縛ってこなかったか？

そろそろ、そこから自由になってもいい時ではないか？

見えない鎖で自分が縛られてきたことに気づいたら

その鎖を自らの手でほどいてあげてほしいのです。

自分で自分を解放してあげてほしいのです。

昔、被害者となった位置に立ち続ける自分がいるなら、そこから救い出してあげる必要があるのです。

救い出してあげることによって、生きやすくなり、本質の自分に還りやすくなり、人生が進むのです。

被害者意識というのは、知らず知らず依存の位置に自分をとどまらせますが

被害者意識を終わらせて、自立の位置へとあなたの立ち位置を進める時が、きているのです。

 

みずがめ座の時代、一人一人が己の創造性を発揮するために

自立できていることが必要です。

今年、わたしを含めて自立のレッスンを通過中の人はとても多いと感じます。

無意識的な被害者意識を完了させていきましょう。

宇宙は、あなたがあなたを生きることを望んでいます。

今週も素晴らしい一週間をお過ごしください。

（おとめ座9ハウスの太陽・火星、うお座3ハウスの月・海王星、いて座12ハウスの木星が関わる「Tスクエア」。やぎ座1ハウスの冥王星が関わる「調停」のうお座満月）

 

あなたの本質の輝きを生きて、豊かな人生を♡
占星術＆セラピー
山咲マリア
peace of i