夏の終わりに

 

朝の公園の、いつもの木の下で、セミがひっくり返っていた。

つかまりやすいようにと思って、草にとまらせてみた。

すると木にうつり、ゆっくり歩き始め、垂直に木をのぼり、そして空に向かって飛んでいった。

見くびるな!まだまだじゃ!と言っているようだった。

 

一人で起き上がれない時に、少しの人の力を借りるとまた飛べるね。

 

セミはさいごまでセミだもんね!

 

↑よいしょよいしょと歩くセミにしばし釘付けだった。また会おうね~!