2010年6月に乗り始めた赤いゴルフ。
今まで乗った車の中で、一番いっちばん!!お気に入りの車でした。
中古で買ったけど、買った金額の倍以上を修理に費やしたほど、大好きでした。笑
そんな赤いゴルフを、この5月で手放しました。
もう交換部品を作ってないんです、と言われて ( ノД`)…
2010年6月は、天王星がおひつじ座に入ったタイミング
2018年5月は、天王星がおひつじ座を出たタイミング。
星の動きとぴったりでした。
この8年間。
生活が変わった人・生き方が変わった人・自分という人間の軸が変わった人は、多かったんじゃないかと思います。
いろんな出来事があった結果、自分を顕わしはじめる。そんな星の影響がありました。
自分が変化するときだからこそ、変わらずに見守り続けてくれる存在は、本当に大切だと思います。
わたしにとって、赤いゴルフはずっと私を守り、共に過ごしてくれたメイトでした。
人が変化・成長するというのは、喜びのひとつだと思います。
同時に、変化に怖れはつきもの。
わたしも、占星術&セラピーをはじめたとき、怖れも不安もありました。
セッションやセミナーが上手にできなくて、凹むことも多かった。
トボトボ歩いた駅からの帰り道(いつも最寄り駅近くの駐車場に停めていました)、大好きな赤いゴルフが待っててくれて、いつものようにエンジンが始動する音や、ドアやシートの質感や、運転して走る風を感じるうちに、どれだけ慰められ、元気づけられてきたことか。
それだけじゃありませんでした。
2010年からこれまでの間
失恋した日も
当時のメンターであり師匠が亡くなった日も
当時の会社で仕事をひとつ完成したかなと思えた日も
311の日も
退院した母を迎えに行って家まで連れて帰った夏の暑い日も
新しい彼と初めてデートした秋の日も
赤いゴルフはわたしと一緒に走ってくれました。
エンジンを始動してもエンジンがかからなくなってしまったりして
ロードレスキュー(レッカー)のお世話になったことは2度ありました。
水温計がメモリを振り切るほど上昇して戻らなくなってしまったときは
5分ごとに車を停めてエンジンを冷ましながら、ディーラーに連れていって治してもらいました。
↑計器類の奇抜な色も好きでした
在籍していた会社の部署が無くなることを告げられた夏の日も
会社員最後の冬の日も
赤いゴルフはわたしを乗せて家に帰ってくれました。
初めての占星術セッションやセミナーにめちゃくちゃ緊張した日も
なんとか独り立ちしようともがくわたしのことも
赤いゴルフはそっと見守ってくれました。
↑オフホワイトの皮革シート、自分たちで張りました
セラピーの学びに通った日々も
体調が悪くて元気がなかった日々も
赤いゴルフは安全にわたしを運んでくれました。
最近では京都や長野への出張がちょくちょくあり
赤いゴルフは家にいることが多くなりました。
↑女子に嬉しいライトつき鏡も大好きでした
そして2018年5月。車検の見積もり。
車が一台買えるほど高い見積もりを提示され、交換部品がもうないとも言われました。1999年製の19才の赤いゴルフ。乗り換えはまったく考えていなかったけど、車検が迫る中 先延ばしにできず。泣く泣く手放すことを決めました。幼なじみが突然旅立ったことも重なり、よく泣いた5月でした。
赤いゴルフのラストランは、『アンマの抱擁』の会場へ。そう決めたわけじゃなかったけど、そうなりました。(アンマはインドの聖者で、訪れる人 一人一人を抱きしめるという行為で世界をめぐる慈善活動家。http://amma-rainichi.org/amma/index.html)
アンマの抱擁を受けるのは、とてもパワフルな体験でした。真実の愛に頭をガツンとされた気分でした。いのちの祝福と共に人々を抱きしめ続ける、アンマの圧倒的な姿。そんな姿に触れて、「大切なことは目に見えないんだ」会場を後にしながら、ふと思いました。アンマから離れても、アンマのエネルギーをわたしは確かに感じてる。人も物も、形がなくなってしまっても、エネルギーはここに在る。
すると今度は、赤いゴルフが言っているように感じました。「いじけて生きないで。華があるのはいいことなのよ。生きているっていうこと。いのちを、顕わすっていうこと。自分を惨めだと思って、惨めに生きないで!!」
わたしにとって、華やかさ(祝福)の象徴だった赤いゴルフ。
それを、わたしの内側で受け取ろうと思いました。
自分を惨めだと思うから、自分の外に華やかさを置き、執着せずにはいられない。
でも内側で受け取ったら、いつもわたしの中にあるから。
赤いゴルフはわたしの中で生き続けるから。
もういじけて生きるのやめるよ~!
惨めに生きないって約束するよぉ~!
と赤いゴルフと、脳内対話。笑
人それぞれの華がある。祝福して生きなくちゃね。
そんな気持ちで見まわすと、さっきまでよりも世界が愛おしく見えました。
最後まで、赤いゴルフは大切なことを教えてくれました。
そんなことをしながら、アンマの抱擁の会場を出て、一路 横浜〇ヨペットへ。
大好きな赤いゴルフと、大好きな山下公園の並木道を走りました。
アンマがくれた赤いバラの花びらを、赤いゴルフの中に置いて降りました。
ありがとう。ごめんね。許してね。大好きだよ。
あふれるほどの感謝を込めて
赤いゴルフが、いつも愛と共にありますように♡
↑名残り惜しいわたしと赤いゴルフを、横浜〇ヨペットのお兄さんが写真に撮ってくれました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
山咲マリア
peace of i