・恋愛がうまくいかない
・夫婦・パートナーシップで悩んでいる
・親との距離が近く(過干渉・過保護など)、大きな影響を受けている
・親との関係が悪くて(不仲、考え方の違い、支配的など)苦しんでいる
・自分に自信が持てない
・自分を好きになれず、自己否定・自己嫌悪に苦しんでいる
そんな方におすすめです。
ヒプノセラピーって何?受けるとどうなるの?
ヒプノセラピー(催眠療法)とは、解決したい問題や目的のテーマに応じて、催眠療法のいくつかのヒーリングワークを取り入れたセラピーです。
今の自分の問題の原因となった出来事を見つめることによって、癒しと共に問題解決をはかるセラピーです。
今日は、「漠然とした生きづらさ」をなんとかしたかったわたしが
ヒプノセラピーを受けたときの体験をお話させて頂きますね。
自分デフォルト(自分ではそれが当たり前と思っている感覚)の外側に出てみると、
人生における
『負の循環(仕事も恋愛もうまくいかないスパイラル)』
と
『創造的な循環(仕事も恋愛もうまくいくスパイラル)』
の違いが見えました。
『負の循環』~わたしの場合~
わたしが『負の循環』にはまっていった原因までさかのぼっていくと、
子ども時代のわたしと母がイメージの中で出てきました。
以下、セラピーの中の、わたしがイメージで見たおはなし。
(まるで夜見る夢のように進んでいきます)
小学校1年生の頃わたし。
当時の家の居間に、母と二人でいる状況が見えてきました。
夏休みの宿題をどうしてもやりたくないとグズる小学校1年生のわたしと、そんなわたしをケチョンケチョンに怒る母。
(ケチョンケチョンに怒るというのは、「まったく、あんたはホントにダメな子」とでも言うようなため息をつくとか、バカにしたような表情で見るとか、などを言外に含めた叱責のこと。人は怒る時によくこういうことをしますよね。でもやられると傷つきます(^^; 特に子どもの場合、自分で分からなくても傷ついています。)
あ~、そういえば家の中にこんな雰囲気あったなーなんて、感覚がよみがえります。
そこから
母が、小学校1年生の子どもに向かってケチョンケチョンに怒らずにはいられなかった、その原因に、さらにさかのぼっていきました。
すると、幼少期の母の姿が出てきました。
*
母の少女時代、それは、戦争に支配されていた時代でした。
そこには、大好きな犬やお友達とお別れして、抵抗するすべもなく故郷(長野)を離れて、無味乾燥な地(満州)へ引っ越さなければならなかった、子ども時代の母の悲しみがありました。
幼かった母が押し込めた悲しみ。
セラピスト(師匠のますみさん)に、「幼かった母になってみて」と誘導されて、10歳の母になってみました。
しゃくり上げてもしゃくり上げても、どうにもならなかった思い。ウェ~ンと泣いてみても、満州鉄道のガタゴトという音に掻き消され、気づいてすらもらえなかった混沌の中の満州への一家大移動。
セラピストに助けられながら、幼かった母の悲しみや切なさの感情をわたしが感じ、セラピーの中で解放しました。
イメージの中で、最初は泣き顔だった幼い母が、気持ちを吐き出し、受け止めてもらえると
いつの間にか、素直な子供らしい顔になっていきました。
イメージの中でしばらくお話していると、その子(10歳の母)は子どもらしくキャッキャと笑いました。
そんな子ども時代の母姿を、
今度は、わたしが大人の自分に戻って客観的に見てみました。
すると、わたしも胸のつかえがとれたように感じました。
セラピーはその後少し進んで、母が高校生になった場面へと入っていきました。
5人兄弟の長女だった母は、高校を辞めて働いて、一人で一家7人を養っていました。
どれだけ勉強したくても勉強できなかった、悔しさ、コンプレックス、やるせなさ。
時代や戦争に翻弄されて、どうにもならなかった、許せない思い。
どこにもぶつけようのなかった、怒り。
その母が、
何十年か後に、目の前で、勉強したくないとグズる娘(わたし)を前にしている。
それはそれは母自身でもコントロール不能な、自動反応的「許せない思い」でした。
フツフツと腹の底から湧き上がってきていました。
母も無意識だったと思うけど。
そうしたことを、わたしはまるで映画を見るように見て感じ、理解しました。
母が高校中退したことは頭(理性)では知っていたんです。
でも、別次元の深い理解となりました。
「お母さん、大変だったね。勉強したかったんだね。その中で生き抜いてきたんだね。」と
共感と共に母にねぎらいの言葉をかけ、母という人が持っていた背景も思いも、理解して受け入れました。
*
すると次のイメージでは、今度は、母親となった母があらわれました。
最初にいたあの居間、小学校1年生の娘(わたし)と共にいた場面に戻りました。
その母の顔は穏やかで、もう娘(わたし)のことをケチョンケチョンに攻撃していませんでした。
母は、笑顔を見せてくれる余裕さえ生まれていました。
その母と娘(わたし)は、夏休みの宿題をちゃんとやるために、話し合いました。
もう頭ごなしに感情的に叱責されることもなく、小学校1年生のわたしは、母の笑顔がしみじみと嬉しかったです。
すると不思議、宿題ちゃんとやろうと思えていたのでした。
あなたが漠然と抱えている怒りや欲求不満の正体
このエピソードのわたしの母のように、
あなたが漠然と抱えている悲しみや怒りや欲求不満が、何らかの出来事や人によって刺激された時に、ブチ切れてしまったことはありませんか?
あるいは
あなたが漠然と抱えている悲しみや怒りや欲求不満が、あなたの慢性的な「不機嫌」となって、身近な人に不機嫌な態度をとっている(八つ当たりともいう)こと、ありませんか?
はたまた逆に、
あなたが誰かの「不機嫌」をぶつけられ続けたことによって、自分が悪いと思う癖がついてしまったこと、ありませんか?
そのために何でもかんでも自分のせいだと思い謝ってしまったり、必要以上に自分が責任を背負ってしまったり。
わたしは、「自分が悪いと思う癖」を持っていました。
何でもかんでも自分のせいだと思いがちで、すぐに責められているように感じてしまう、「何だか分からないけど罪悪感を抱えて生きている」タイプでした。
これこそが、この日最初に掲げたテーマ、「漠然とした生きづらさ」の正体でした。
一方、母の方では、母の中にあった古い痛みが、刺激されて悲鳴をあげていました。
そう、この恵まれた時代に勉強したくないとグズる子どもを見て、母の古傷が疼いていた。
あの時、学校を辞めて働かなければならず、戦争や時代に対して怒っていた10代の母。
何十年も心に巣食ったままだったその怒りを、母は子どもに対してぶつけていました。
母の中で起きていたことが理解できたことで、わたしは「自分が悪かったんじゃない」と理解することができました。
母の人生を理解してねぎらいの言葉と共に母を許した時に、自分が悪いんじゃなかったという自分への許しも起きていました。
セラピー後
「自分が悪かったんじゃない」と思えたからか
何でもかんでも自分の責任だと思い、引き受ける癖が、自然となくなりました。
するとお申込みが増えたり、出会うべきお客様(わたしのサービスを喜んでくださるお客様)と出会うようになっていきました。
結果、自然な形で自信をもつことができるようになっていきました。
セラピーの効果というのは、こんな風に訪れます。
潜在意識下で一つの解放がポッと起きると
顕在意識レベルの、思考・選択・行動の層でもポッポッポッと解放が起きます。
分子か原子の配列が変わるような感じでしょうか(見たことはないけど、笑)。
人生の流れ(出会うべき人と出会っていったり、起きるべきことが起きていったり)をせき止めていたブロックが
解放されると、再び流れだします。
頑張って変えようと思わなくても、自然と変わっていくのです。
さあ、痛みを癒しましょう
もしもあなたにも、「どうしていつもこうなっちゃうんだろう?」と思っていることがあるならば、
痛みを癒すよいタイミングかもしれません。
傷ついたままになっている感情(=未完了の感情)を、完了し、解放させていくということです。
すると、せき止められていた人生の流れが、再び流れるようになるのです。
そして
もしもあなたがお母さんで、子どものことを怒ってしまうことに悩んでいるのだとしたら
もしかして、わたしの母と同じようなことは起きていませんか?
目の前の子どもその子が原因というよりも
本当の原因は、あなたの中の古い痛みや傷つきが、苦しいよ辛いよと、悲鳴をあげている・・
もしも思い当たるなら、あなたがあなた自身を癒す(=過去からの解放)ことをお勧めします。
わたしが母の幼少期を見たように、あなたがあなたの辛かった時期をもう一度見直してみるのです。
一人で抱えるしかなかった昔のあなたを、あなた自身が救いにいってあげるのです。
インナーチャイルドセラピーでやっているのは、そういうことです。
あなた自身が楽になり、本来のあなたでいられるようになり、
あなたの周りの人たちが、本来の自分を生きられるようになるのです。
お母さんの笑顔はあなたが思う以上に重要
ところで
お母さんの笑顔。
わたしは上記↑のセラピーを受けて、
あ~お母さんの笑顔ほどパワフルなものはない、と思いました。
お母さんが笑ってくれるだけで、子どもは「大丈夫、自分は愛されるに値する。世界は喜びに値する。」って思えてる。
お母さんの笑顔から、子どもは基本的信頼や健全な自己肯定感を学んでる。
お母さんの笑顔は、子どもの生きる力を養っている。
子どもは、お母さん大好きだから。
お母さんが幸せで笑顔であることを、一心に願っているから。
親子は、というよりわたしたちが生きているのは、愛がベースにあるシステムなんだ。
なんて素敵なシステムなんだ。
だからそれが叶わないときに、深く傷ついてしまうんだ。
そんな風に思いました。
親子で過ごす時間が長いからこそ、向き合わされていること
今、親子で家で過ごす時間が増えています。
いつも笑顔でばかりいられないお母さんもいるかもしれない。
そんな時には自分を責めるよりも、思い出してほしいのです。
自分を責めるほどに、お子さんを愛していることを。
笑顔でいられなくなるほどに、いっぱいいっぱいフル回転したご自分のことを。
様々な不安の中で、精一杯気丈にふるまっているのが、あなたの愛だということを。
もしもできるのなら、一日の終わりにぎゅっとおやすみのハグをして、スキンシップをとってみてくださいね。
『負のスパイラル』から『創造的な循環』へ
話は、わたしのセラピー体験談に戻ります。
お母さんの笑顔は、『創造的な循環』を生みます。
それは、子どもが本来の自分でいられるよう促します。
わたしは、母の笑顔を見てほっとしたときに(セラピーの中で)、
母を許し、母を責めていた自分を許しました。
すると、自分に力が戻ったのを感じました。
わたしがはまっていた『負のスパイラル』が、癒された体験となりました。
今日はわたしが受けたインナーチャイルドセラピーの様子について、書いてみました。
長文を読んでくださって、ありがとうございました。
大人になったわたしたちの今の悩みは、その昔愛から分離してしまった痛みが原因です。
そこに光を当てて、もう一度愛へと還る旅。
セラピーは、そんな時間となると思います。
自分らしく生きたい方のための 自分の花を咲かせて生きる
感じること気づくことを大切に 占星術家・インナーチャイルドセラピスト
山咲マリア
peace of i