本日4日、金星がやぎ座入りします。明日5日、みずがめ座にて新月。そして10日、水星がうお座入りします。

新月のホロスコープを見ていると、すべての天体が東半球に集まるのが特徴的です。

東半球というのは、「自分」です。西半球が「他者」との関わりを通して学びを得るのに対して、東半球は「自分」の体験を通して学ぶのです。

そしてもう一つ、やぎ座とみずがめ座に合計5つもの天体が集まるのも特徴的です。

やぎ座からみずがめ座への流れ。

これは、2020年12月に大々的にわたしたちが体験することになるであろうプロセスです。このところ、2020年の変化に向けた準備のような星の配置をよく目にします。

やぎ座もみずがめ座も「社会」をテーマとします。

社会の一員として生きるわたしたちは、目に見える制度や仕組みからも、目に見えない常識や慣習や雰囲気（意識の集合とでもいうのか）からも、影響を受けています。

今週、「自分」がフォーカスされるかもしれません。そして「自分」をそうたらしめる「社会」の影響に目をやることも、あるかもしれません。

やぎ座とみずがめ座は、隣り合う星座ですが、かなり異なります。

やぎ座からみずがめ座への流れを、今日は書いてみたいと思います。

 

 

「やぎ座」も「みずがめ座」も、社会や集団において輝くことをわたしたちに教えます。

「やぎ座」は、「自分が、社会の中でいかに貢献し評価されるか」がテーマです。

それに対して「みずがめ座」は、「自分の属する社会が、全体としてどこに進むのか」がテーマです。その目は個人の視点を超えて、広く全体を、未来を見据えているのです。

その意味で「みずがめ座」は、「個人のアイデンティティ」よりも、「集団としてのアイデンティティ」を重要なものと考えます。

そして“集団の中の自分”に目を向けるよりも、“集団として”夢を実現するために、個人を超越して真のチームプレイヤーを目指します。

でもそれは、“個人を否定して”集団を重要視するのではありません。“個人が絶対的に肯定され評価された”上で、集団を重要視するのです。

「みずがめ座」の世界には、しっかりとした「個」がある（できている）という大前提があります。

 

「みずがめ座」にとって当たり前な感覚を、みずがめ座以外の人が学ぶと体感的にはこんな感じでしょうか・・・

・自分にとって大切なもの・大切でないものを、よく分かっている
・自分にとって大切なものを選ぶ（＝我が道を行く）勇気がある
・たとえ人にどう見えようとも、自分の心の声に従う感性がある
・自分が「個」であり「自由な存在」である以上、すべての人が「個」であり「自由な存在」である
・一人一人が違っていて、価値観が違って当たり前。その意味で人はコントロールできないし、しても無駄、と考える
・自分と人は違うもの、その上で、合意せずとも理解し合えたらいい（もっと言えば、愛し合えたらいい）

 

「自由・平等・博愛」を掲げたのはフランス革命でした。それはそのまま、革命の星・天王星を支配星に持つ「みずがめ座」の世界観です。

こんな風に、一人一人がかけがえのない「個」であることへの揺るぎない祝福がある。その上で、かけがえのない「個」が集まった「集団」として輝くことを求める。それが「みずがめ座」の世界のエッセンス（本質）なのです。

 

2020年以降、わたしたちはそうした世界へと進むのだろうと思います。

2019年立春の今、「みずがめ座の時代」が本格的に現実化する前にあって、わたしたちの内側（意識）が変わっていくときなのだろうと思います。

 

 

明日の新月は、「やぎ座」の土星・冥王星は12ハウスに、「みずがめ座」の太陽・月・水星は1ハウスに位置します。

今の社会における問題が問題として、見えないところで（多くの人の無意識下で）、崩壊と再生のプロセスが進行するように思います。

そして同時に「自我」に光があたります。

あなたはいったい誰なのか？何者なのか？

永遠のテーマではありますが、今週改めて星にも問われているように感じます。

あなたらしく生きること、あなたの「個」を輝かせることへと、みずがめ座の新月は導きます。

木星は優しく響きを与えます。

「これがわたしである」と今の自分が思うことを、受け入れ、肯定することから

すべてが始まるのだと思います。

今週も素晴らしい一週間をお過ごしください。

 

 

あなたの本質の輝きを生きて、豊かな人生を♡
占星術＆心理セラピー
山咲マリア
peace of i